三陣 もうカラーにするしかない! ◆ 03年 おじゃホイっ! ◆

 

 

えー、この日記を最初から読んでもらえれば分かるとは思うのだけれど、

私達が『一緒にサークルやろうっ!』と決めたのは、夏前なのよね。

一緒にやるからには、それなにり『一緒に作る本』ってゆう構想もあったわけで、

その本は決して今まで出してたような突貫のコピー本じゃあなくって。

実はちゃんと考えた長編らしきお話が2つほどあって、

それをオフセ(今説明するのもなんだけど、いわゆるチャンと製本された本)で出す!

ってゆう事にはなってるわけ。

…ま、でも大体見てわかるとおり、8月はお互いいっぱいいっぱい。

9月はみほみほの終わってなかった夏休み宿題の残り。

10月は結局間に合わないままの突貫コピー(しかもギリギリ)。

…で、また一月置かずの今回のイベント『おジャホイっ!』よ。

ちなみにみほみほ、このイベントの告知イラストとかを依頼されちゃってたので、

 

『できるわきゃーないよぅー(泣)』

 

…ってゆうわけ。 ま、私もそう思ってたけどね。

それに逆算すると、次の冬のコミケにも時間が足りないし、今年中は絶対に

のぶみほ初期目標本の完成はムリと。

ってわけで、そこは開き直って早い段階からコピー本を作ろう、ってなったわけ。

 

『前回は一杯一杯だったな、丸山の』

『それはなんてったって20P近くあったから。 ムチャだったから。 横川の』

『うむ。 故に今回は作画に優しい四コママンガにする。

しかもページ数据え置きの10P未満』

『それはありがたい、横川の。

だがチョット待て。 四コママンガは作画に優しいというのは間違いだ』

『なんだと?』

『コマ小さいし。 かきづれぇ

『ダマラッシャイ!』

 

とまあ、概ねみほみほに気を遣いつつ、このような運びで『かれじょ!』は生まれたのね。

今までのコピー2冊は、ちょっと私的に『萌え』が足りなかったかな、と自己分析。

せっかくみほみほの萌え画力があるんだから、ここは内容的にももうちょっとこう、

萌え☆っぽいのを意識してみよーかなー、とかなんとかかんとか。

のんびり、ほんわか、萌え萌え〜というのぶこ的にある意味未体験なゾーンで挑戦。

今回の作画時間も前回に比べればかなりラクショーもいいとこなので、

のぶこすっかり安心しておりました。

 

…。

 

そして当日。 この日は生憎のお天気。

場所は我がのぶみほ初陣の地・浅草…。

 

『ふぅ…』

 

優雅にコーヒーショップの店内でコーヒーをすする私。

眺めた時計は… あー、もう1時間くらいたつかなー。

 

そんなに経ってないわよ!

『あー、もしもしみほみほ。 今どこ? あとどんくらいよ?』

『も、もうちょい。 あと10分くらいでそっちつく』

『あ〜い』

 

のぶこも慣れたものですよ。

ふっ。 今回も、遅刻。

でも、前回と違うところはちゃんと一般入場時間(くらい)には間に合っているところねっ。

しかも聞いてください。

この日の前日まで、のぶことみほはネット麻雀をやってる余裕までありましたよ。

いや、生まれない余裕なんですけどね。

だって、相変わらず作画終わってないしー。 前日までー。

のぶこなんか最後の写植をPC上で行ったのは7時ですよ。

うん、前回よりは早い。

あははははー、進歩してるよねー、私達ー。

 

『うんっ、今回はなんとか間に合ったー

 

みほみほご到着。

…えーと、私もいい加減この『同人リミット』に慣れちゃった気がするわ。

 

 

 

そして、慣れたといえばコレ。

サークルスペースに着いた私達が、まず始めた事は…。

その机の上に、コピー本の折れてないページを並べること。

まずは流れ作業をし易くするため、ここから気を遣うのよ。 慣れたものだわ。

 

『のぶちゃん、今回は私、ちゃんと来る途中に

グリーン車を使って車内である程度折ってきたの!!

 

さすがみほみほ! 慣れたものだわ!

 

『そして今回の新兵器! ジャーン、すごいホチキスー

『わー すごいホチキスだー!

『これさえあれば、短い時間でキレイにホチキスとめできるわっ!』

 

素晴らしい! グラッチェ! 慣れたものね、私達っ!

 

『…ねえ、みほみほ』

『なに? のぶちゃん』

『…もう、これ、私達のカラーにするしかないわね』

『カラー?』

『…カラーよ。 のぶみほ新作工房のカラーは…

産地直送、新鮮なコピー本をお客様の

目の前でお作りしております

っていうこと』

『…うん…』

 

…ま、こうして…

再び私達は、作らなくてもいい行列をこさえてまで

せっせとソバ打ち実演販売の様にみなさまにあられもない姿を見せては、

しなくてもいいてんやわんやの中、かれじょを売りました。

 

『でも、前回よりは全然マシ』

『うるせぇっ!!!!』

 

 

 

ま、こんなわけで、物珍しさ(?)もあって、用意したコピー本はあっという間になくなって、

あとはのぶみほ、のんびりしたものです。

その間、前回はそんな暇全然無かったので全く声はかかりませんでしたが、

 

『すみません』

『はい、なんでしょう?』

スケブお願いできますか?

 

はい、そうです。

みほみほの萌え萌えなイラストを描いてもらおうと、スケッチブックを差し出す、

すなわち『スケブおねがい』さんがたくさんやってきます。

みほみほは根本的に絵を描くのが大好きなので、喜んで描くわ。

 

『誰描きます?』

『あ、じゃ、ハナちゃんで』

 

ちゃんとリクエストも聞きます。 ハイ、私の教育の賜物よ。

 

『エロくしますか?』

 

聞かなくてもいいようなことまで聞いちゃいます。 ハイ、それはみほみほの天然よ。

ま、とにかくそういったモノものぶみほ、ってゆうかみほみほには多いわけ。

なんか、みほみほばっかりに来ると、私だけポツンと疎外されたようで悔しくなってくるわ。

何度そのスケブを勝手に奪って私のB級絵画をサラリと描き、

『By みほみほ』とサインしたろうか、と思ったことか。

ああっ、もう。 所詮私は頭脳労働なのね。 ギャラ一緒。

 

…。

 

で、そんなこんなでみほみほ、調子こいてスケブを殆ど受けてたんだけど…

イベントのジャンケン大会が終わって、もうスタッフが撤収作業してるのに…

終わりません。

もう、廊下でしゃがみながら描いてる始末。

みほみほ… アンタはエライのか、

それとも身体から『時間・期限の概念』がおもいっきし抜けてるのか…

私はどう解釈すればいいのかしら…? (涙)

 

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