初陣ですよ! でも合作本はナシよ ◆ 03年 明日のMAHO堂大バザール 

 

 

ってわけで、初陣です。

のぶみほ新作工房としてサークル参加したのは、夏コミから一ヶ月後ちょいの、9月末。

明日のMAHO堂大バザール、というイベントだったわ。

ま、分かると思うけど、お互い一杯一杯だった夏コミから一ヶ月しか経ってない訳で、

構想はあるもののそれを本にできる時間が全くないわけね。

いや、やろうと思えばやれるだけのコトはできるんでしょうけど、

とにかく今度こそはみほみほ個人の仕事を終わらせなきゃってことで。

そう、夏にも『未然』だったみほみほ初の個人誌オフセ。

それを出すことが、このイベントの最大目標だったわけ。

ってゆうことで、私は今回全くお仕事ナ〜シ。 単なるみほみほのオマケね。

で、その本はとゆーと、さすがに今回はばっちり間に合ったみたいでみほみほもホクホク。

準備万全でイベント前夜を迎えたわ。

 

『明日、何時に集合だっけ?』

『えーと、あれこれあるから、8時半かな?』

『分かったわ。 じゃ、そういうことで』

 

この日のために今まで持ってなかった(!)携帯電話も装備し、私は準備万端。

記念すべき初陣ですものね。 遅刻しないようにしなくっちゃ。

 

 

当日の朝。

そう、勘のいい人ならもうオチは見えているハズよ。

8;30。 私は朝の浅草に着いて、携帯電話を取っていた。

 

『ごめん、のぶちゃん…』

 

ああ、やっぱりね。 やっぱりなのね。

なんか地下鉄に乗ってる間、ばんばんと携帯が震えてるからそーゆう事だと思ってたのよ。

でも、ま、少しの遅刻はしょうがないものね。 私の心は母なる海よ。

 

『でね、本当にごめん! 私、勘違いしてたの?』

 

勘違い?

 

『サークル入場の時間ね…。 本当は、9:30からなの!

8:30っていうのは、スタッフの人の時間みたいなの!!』

 

…。

 

おのれ、シャア!! 計ったなシャアー!!!

 

え、なに!? 私はこの荷物を抱えた状態でどうしろっていうのっ!?

この早朝の浅草で、あと1時間何をしろっていうのーっ!? (実は着いたのは8:10なのでしたが)

 

のぶこ、朝の浅草寺で同人装備を抱えながら人生について小一時間思索…。

 

『ごめんなさい! ごめーんなさいっ!!』

 

約束の時間…から約一時間後、みほみほは頭を下げながらカートを転がして現れたわ。

ほほほ。 いいのよいいのよ。

これくらいで二人の友情に罅が入るくらい、二人の仲の歴史は浅くない…

いや、浅かったっけ。 ってか、これが最初じゃないっ!!!

でも、私は平気なのよ。 みほみほのよき主人として、心の狭いところは見せてはいけないわ。

ってか、ぶっちゃけこの日記書いてるのそれから約半年後なんだけど、

未だに覚えてるっていうのは私もいい加減根に持つタイプね。 (笑)。

 

『でもでも、私も相応の罰は受けてきたから』

 

みほみほがダンボールを抱えながらひきつった笑み。

 

『ここに来る途中、持ってきたコピー本のページを入れた紙袋の底が抜けちゃって…

ハデに駅の中でバラまいちゃったの。

もう、すっごく恥ずかしかったんだよっ!!!

ちゃんと天罰は受けてきたの!! ね? いいよね??』

 

…いや、それ自業自得でしょ。

 

 

 

さ、そんなこんなで会場入り。

記念すべき『のぶみほ新作工房』の看板も立てて、準備はOKよっ!!

…と、言いたいところだったんだけど。

 

『ねえみほみほ』

『なあに? のぶちゃん』

『さっき、コピーのページばらまいた、とか言ってたわよね?』

『そうそう。 恥ずかしかった。

で、はい。 今回は、ちゃんと折って来たから後はホチキスで止めるだけよ♪

 

…ってゆーかー、みほ先生よぉー…

そうゆうの、ちゃんと前日済ませておこうやー…(思わずあいちゃん口調)

なんて思ったんだけど、そこはそれ!

せっかくのユニットなんだし、こういう作業も二人で行うべきなのねっ!

みほみほ、今まで一人だったから、こういうことわざわざ二人でやりたかったのよね?

私はみほみほのそういう切ない気持ちを理解して、そそくさと製本に取り組んだ。

前回好評だったらしい『はなちゅう』の追加分を、ぷちぷちとホチキスで止める。

そんなこんなしているうちに、イベントは始まったわけ。

 

今回の目玉はみほみほの個人誌、『Andantino』(あんだんてぃ〜の)。

小竹君とどれみちゃんの、寸止め恋愛本よ。

私がそれを前面に並べようとしたら、みほみほが、

 

『ああっ、やめて! そんな並べなくていいから! 恥ずかしいから!』

 

とかって。

 

『何言ってるのみほみほ! 

これが今回のメイン本なんだから、アピールしないでどうするの!

平積みよ平積み!! どばーっと全面!!

『ちょっとでいいって!! だって、そんなに一杯並べたら…

余ってると思われて恥ずかしいからっ!!

 

何言ってるディスカー!!!

みほみほ、あなたはディスプレイのなんたるかが分かってないっ!!

こういうのは前に出す!! ひたすらアピール!! これなのよっ!!

嫌がるみほみほを強引に黙らせて、私はスペースをどれこた一色に。

で、ほーら。 結果、200部くらいあった本は最後にほとんど売れたわ。

みほみほもご満足。

 

っていうか、さすがねみほみほ。

こんなにみんなの支持を受けてるのを目の当たりにしちゃうと、

自分でもいい寄生主を見つけたわ、とほくそ笑んじゃうわ。 うふふふふふふ。

イベント中はほとんどアクシデントもなく、

みほみほの方もいつもは一人だったから行けずに終わってたサークル周りもできたみたいで

のぶみほ一回目の挑戦は大成功、だったと思うわ。

私的には、こんなにすごいみほみほに私のお話描いてもらっちゃっていいのかな、

とかちょっとプレッシャーかけられた気もするけど。

私とみほみほが一緒に作った本で、もっといっぱい読んでもらえるようにしなきゃね。

がんばらなきゃ!!

 

ちなみに、この後は『合宿』という行事があって、私もみほみほもそんな

恐ろしい程のサバトに参加してしまいました。

色々な人と出会えたりして、楽しかったわ。

のぶみほはまだまだ始まったばかり、さあ、次のイベントが待ってるわよ、みほみほっ!!

 

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